碁盤・将棋盤について
本榧碁盤・将棋盤の魅力

本榧は、その優れた性質から、碁盤・将棋盤の最高峰と言われています。ほどよい弾力から生まれる心地よい打ち味、碁石や駒を受け止める澄んだ音、気品あふれる美しい木肌と木目、そして特有の豊かな香り。さらに、油分を豊富に含んでいるためツヤを失いにくく、使い込むほどに渋い飴色の光沢を放ち、味わいを増していきます。盤としてのあらゆる魅力を備え、一局、一局と時間を重ねながら、一生ものとして長く付き合っていける。それが、本榧盤の大きな魅力です。
本榧ならではの特徴

心地よい打ち味と打音
榧は、硬すぎず柔らかすぎない、ほどよい弾力を備えています。その弾力が、碁石や駒を置いたときの衝撃をやわらげ、心地よい打ち味を生み出します。手への負担を感じにくく疲れにくいため、長時間の対局でも快適にお楽しみいただけます。 また、石や駒を盤に置くたびに響く澄んだ打音が、盤上に豊かに広がります。その音が、一手一手をより印象深いものにしてくれます。
美しい木肌と、使うほど深まる味わい
きめ細かくなめらかな木肌と、緻密で美しい木目。色合いは淡い黄色を基本とし、育った環境や木の個性によって、白っぽいものから赤みを帯びたものまでさまざまです。また、榧は油分を多く含むため、使い込むほどに色合いが深まり、木肌もしだいに飴色のツヤを帯びていきます。時間とともに増していく味わいも、本榧盤を長く使う楽しみのひとつです。
ふわりと漂う、淡く清らかな香り
本榧には、特有の淡く清らかな香りがあります。顔を近づけるとふわりと漂うこの香りも、本榧盤を手にする楽しみのひとつです。年月とともに香りは少しずつ薄れていきますが、長年使った盤を削り直すと、木の内側から再び榧の香りが立ち上ります。
一生ものとして、長く使い続けられる
榧は、非常に耐久性に優れ、長い年月を重ねても木質を保ち、使い込むほどに風格を増します。長年の使用で生じたキズや打ち跡、目盛りの薄れなどは、盤面を削り直したり、補修したりすることで、きれいに再生することができます。丈夫で長持ちするだけでなく、使った時間が少しずつ盤に刻まれていく。手を入れながら、その盤とともに年月を重ね、やがて次の世代へ受け継がれていく。それが、本榧盤が一生ものと言われる理由です。
なぜ、本榧は希少なのか

現在、榧材は深刻な材料不足で、原木が市場に出てくることもほとんどありません。榧は成長が極めて遅く、良質な柾目の碁盤を製作するには300年以上の樹齢が必要とされます。長い年月をかけて大きく育った榧でも、節や空洞などがあれば盤材として使える部分は限られます。さらに、碁盤・将棋盤に適した大きさと木質を備え、木取りのよい大径材となると、その数はごくわずかです。一枚の本榧盤ができるまでには、木が育つための長い時間と、限られた材から盤をつくる職人の技術、その両方が必要なのです。
本榧にこだわる理由

前川榧碁盤店は、長年にわたり本榧にこだわって碁盤・将棋盤を扱ってきました。それは、本榧が希少な木材だからというだけではありません。打ち味、打音、木肌、木目、香り。実際に盤に触れ、石や駒を置いたときに感じる、ひとつひとつの魅力に惚れ込んだからです。
何百年という長い時間をかけて育った本榧。一局を楽しむ道具として、使う人とともに年月を重ね、やがて次の世代へ受け継がれていく。私たちは、そんな本榧盤ならではの、一生ものとしての価値を大切にしています。
本榧盤の中から、あなたの一枚を探してみてください。







