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本榧盤の知識

本榧碁盤・将棋盤の知識

  • 本榧盤の魅力

    本榧盤が、碁盤・将棋盤の最高峰として、古くから愛好家に賞用されてきた理由について。

  • 本榧盤の製作

    本榧碁盤・将棋盤の製作において最も重要な工程である榧材の乾燥を、当店では10年以上かけて自然乾燥させています。

  • 本榧盤の選び方

    盤材・厚さ・木取りなど、盤選びのポイントについて解説しています。

  • 棋具のお手入れ

    本榧盤・碁石・将棋駒などの棋具もお手入れをすることで、きれいに長くお使いいただけます。

本榧碁盤・将棋盤の魅力

碁盤・将棋盤の最高峰として愛され続ける本榧

碁盤・将棋盤の最高峰

様々な素材の碁盤・将棋盤がありますが、誰もが一度は手にしたい逸品といえば、やはり本榧。打ち味・打音・美しい木目・色ツヤ・特有の香気など、すべてにおいて本榧に勝るものはなく、碁盤・将棋盤の最高峰として古くから愛好家に賞用されてきました。

プロの対局はすべて本榧

本榧盤は、ほどよい弾力性により長時間打っても疲れにくく、音の響きも最高で、日本国内の各種タイトル戦をはじめとするプロの対局すべてに本榧盤が使用されています。また、油分を多く含み長年使用してもツヤを失わず、使い込むほどに深まる渋い飴色の色ツヤは、言葉では言い表せないほどの味わい深さがあります。

世界に広がる本榧

最近では日本国内の方はもとより、中国・韓国のほか、囲碁ブームのシンガポール・タイなどの東南アジア、ヨーロッパ各国の方からもご注文をいただくなど、本榧の魅力は世界中に広がっています。

本榧盤の特徴

弾力のある打ち味(指し味)

ほどよい弾力から生まれる最高の打ち味(指し味)で、長時間対局しても疲れにくいです。また、碁石や駒の響きも高く冴えています。

淡黄色の色ツヤ

品のある淡黄色の色ツヤは、使い込むほどに渋い飴色の光沢を放ち、重厚な風格を増していきます。油分を多く含むため色ツヤがよく、長年使用してもツヤを失いません。

きめ細かく美しい木目

榧は直径1.1mほどの成木となるのに300年と極めて成長が遅いため、きめ細かく美しい木目があらわれます。

極めて優れた耐久性

「槇万年、榧限り無し」と榧材の寿命を表した言葉があるように、極めて耐久性に優れます。また、榧の持つ復元力により打ちキズや割れを元に戻そうとする性質があります。

上品な特有の香気

榧特有の上品な香りが穏やかに漂います。しだいに香気は薄れていきますが、数十年経っても削り直しをするたびに香気がよみがえります。

将来の価値

近年、市場で榧の原木を見かけることはほとんどありません。立派な碁盤が製作できるほどの大きさになるには300年以上かかるため、ますます榧材の入手は困難になっています。

本榧碁盤

榧はますます希少な存在に

榧の木

国産榧の産地は、本州・四国・九州(屋久島まで)に分布し、主に暖帯林中に散生します。その中でも宮崎県の「日向榧」と高知県の「大正榧」で作られる盤が最高のものとされ、数多くの碁盤・将棋盤の名品を産み出しています。

外国産榧の産地は中国雲南省西北部地区にある高度2000~3400メートルの奥山で自生しています。雨量が激しく、日光が強く、寒暖の差が激しいなどの恵まれた自然状況のもとで生育し、日本に似た地帯であるため、日本産の榧に酷似した良質のものを産出しています。
 
しかし、良い碁盤を製造するためには最低300年以上の樹齢の榧が必要で、国内の榧は絶滅に近い状態にあり、そんな榧はなかなかでてきません。また、中国産榧も90年代後半ごろから中国国内での榧の価値が高まるとともに、保護のため伐採が厳しく禁じられ、榧はますます希少な木となっています。

私たちはそんな状況にある榧を後世に残すために、20年ほど前から榧の森づくりに取り組み、15万本以上の榧を植え、育て続けています。

国産本榧と中国産本榧

本榧将棋盤

国産本榧は産地により色合いに違いがあり、全国的にはやや黄色味を帯びた白っぽいものが多く見られます。本榧の中でも最高級とされる日向榧は、赤みを帯びた色合いにアテと呼ばれる油分を多く含み、細かく美しい木目が現れています。しかし、近年では国産本榧は柾目がとれるほど大きな材料は非常に少なくなり、大変高額となっています。

中国雲南省産本榧も日向榧と同じような特徴を持ち、見分けがつきにくいほど非常によく似た見た目です。打ち味も日向榧のように適度な弾力のあるすばらしい打ち味で、プロの対局でも使用されています。中国産本榧の材料も少なくなってきていますが、今はまだ国産本榧に比べ柾目のきれいな盤が多く、価格も控えめです。

本榧へのこだわり

碁盤師

当店は榧をこよなく愛する本榧専門の碁盤・将棋盤店です。日本最大級の本榧材所有数を誇り、品質と価格に自信があります。

当店の本榧碁盤・将棋盤の榧材はすべて、独自の技術で磨かれた割れ止め処理を施し、10~15年以上自然乾燥しています。そして、木取りや木目、色合いなどを吟味し、宮崎県伝統工芸士をはじめとする碁盤師の方々に製作をお願いしております。

本榧碁盤・将棋盤の製作

自然乾燥10年以上、熟練の碁盤師が製作

当店の本榧碁盤・将棋盤は、10年以上自然乾燥させた榧材を使用し、製作を宮崎県伝統工芸士をはじめとする碁盤師の方々にお願いしております。

自然乾燥10年以上

榧材

材料の乾燥は、碁盤・将棋盤の製作において最も重要な工程の一つです。榧は他の木材に比べ水分を多く含むため、十分な年月をかけてじっくりと自然乾燥する必要がありますが、含水率が安定した状態になるまでには大変な時間やコストがかかり、長年の経験や高度な技術も要求されます。

榧材の乾燥期間は「1寸1年」と言われていますが、実際には4寸でも6年、6寸でも10年以上かかる場合があります。

当店では足付盤・卓上盤に関わらず、独自の技術で磨かれた割れ止め処理を施し10~15年以上自然乾燥していますので、乾燥時の割れを抑え、完成後の盤の将来的な割れや反りも生じにくくなっています。

割れに対する復元力を持つ榧

木材には成長時にできた細い割れが入っていることがありますが、「割れて榧、ついて榧」という言葉があるように、榧の持つ自然の復元力により割れは徐々にくっつこうとし、打ちキズなどの凹みも元に戻ろうとする性質があります。

当店で紹介する碁盤・将棋盤の中には割れ跡などがあるものもございますが、充分な管理のもと10年以上自然乾燥させた榧材を使用し、6面全て蝋仕上げをしていますので、割れ跡が広がる心配はありません。ただし、直射日光の当たる場所、ストーブや冷暖房器具の近く、風の吹き抜ける場所など、温度や湿度の変化が激しい場所では割れや反りが起こりやすくなりますのでご注意ください。

熟練の碁盤師が製作

弊社で榧材を自然乾燥させた後、本榧碁盤・将棋盤の製作を宮崎県伝統工芸士をはじめとする熟練の碁盤師の方々にお願いします。長年の経験と職人の目で榧材を吟味し、切断・目盛り・仕上げなどが施されます。

宮崎県伝統工芸士謹製

卓上盤の中でも特に厳選されたものや足付盤については、宮崎県伝統工芸師の手による製作・太刀盛りで一面一面丹念に仕上げられています。

宮崎県伝統工芸士

碁盤・将棋盤の選び方

碁盤・将棋盤の選び方

碁盤・将棋盤といっても、ゴムや折りたたみの手軽なものもあれば、木製の本格的な卓上盤や高級な足付盤などがあります。気軽に始めてみたいという方や用途によってはゴム盤や折りたたみ盤もいいですが、こちらでは入門者や愛好家に関わらず、囲碁・将棋を長く楽しみたい方向けに、本格的な盤を選ぶ際のポイントや基礎知識をご紹介いたします。

碁盤・将棋盤選びのポイント

1. 碁盤・将棋盤のかたち

形状や厚さは、ご利用シーンにあわせて検討することが大切です

2. 碁盤・将棋盤の素材

木の種類によって、盤の雰囲気や打ち味・指し味などが違います

3. 碁盤・将棋盤の個性や品質

天然木のため一面一面違いや良し悪しがあります

1. 碁盤・将棋盤のかたち

碁盤・将棋盤の形状

足付盤

足付碁盤

和室などで床に置いて使用する足のついた盤です。足付盤は伝統的でより本格的な雰囲気を味わうことができます。

卓上盤

卓上碁盤

テーブルの上に置いて使う卓上盤です。畳の生活が少なくなり、イスの生活が一般的になるとともに卓上盤の需要が多くなっています。

卓上盤には一枚板とハギ盤があります

ハギ盤

主に卓上盤ですが、無垢の木から切り出した「一枚板」と、上の写真のように2〜5枚ほどの材を接ぎ合せた「ハギ盤」があります。

【一枚板】
  • 継ぎ目のない自然な美しさで、色あいや木目に一体感がある。
  • 特に柾目のものは高樹齢の大きな木でないと製作できないため価値が高い。
  • 十分に乾燥していないものは反りやすい。
【ハギ盤】
  • 複数枚の材料を横並びに接合するため、一つひとつの材料は幅が狭く反りにくい。
  • 大きな木でなくても製作できるため、一枚板よりも安価です。
  • 材の色や木目をピッタリ合わせることが困難なため、継ぎ目が目立つものもあります。

碁盤には入門者向けの小路盤もあります

13路盤

正式な碁盤は19路ですが、入門者には広すぎるため、6路、9路、13路といった小路盤もあります。13路は布石、中盤、ヨセといった囲碁の要素がしっかり詰まっており、対局時間が短く、お手軽に囲碁を楽しめるため、入門者以外の方にも人気があります。

碁盤・将棋盤の厚さ

一般的な厚さは、卓上盤は1~3寸くらい、足付盤は4~7寸くらいです。薄いものは打った感触が薄い感じがしますが持ち運びはしやすく、厚いものは重くなりますが打ち味はよくなります。人気の厚さは、卓上盤は2寸前後、足付盤は5~6寸前後です。(1寸=約3cm)

下記の写真は本榧足付碁盤で、厚さが厚いほど立派で見栄えがしますがその分重くなります。また、盤面が高すぎると打ちづらくなりますので、見た目と実用面を考慮してご検討ください。

実用面からみてちょうどよい厚さは、ご使用時に盤面がちょうど良い高さになるものです。足付盤なら和室で座布団に座って、卓上盤なら盤を置くテーブルでイスに座ってといったように、実際にご使用になる場所や姿勢でイメージしてみましょう。足付盤は足から盤面までの高さを確認しましょう。

足付碁盤の厚さ(4寸、6寸、7寸)

2. 碁盤・将棋盤の素材

主な盤の素材

木の種類によって、色ツヤや木目の美しさ、打ち味(指し味)、打音、香り、将来的な色あいの変化、耐久性などが違い、盤としての価値も異なります。主な素材は高級な順に、「本榧」「ヒバ」「桂」「新榧」などがあります。

本榧(ほんかや)

碁盤・将棋盤の最高峰で、まさに一生もの。緻密で油分の多い木質で、木肌はキメ細かく光沢があり、木目は鮮明。何十年経ってもツヤを失わず、経年変化による美しさが現れます。愛好家が憧れる逸材で、打ち味、美しさ、香り、耐久性、すべてにおいて本榧に勝るものはありません。
本榧の詳細はこちら>>

ヒバ

国産と北米産がありますが厳密には違う種類です。主流は北米産で、ヒノキ科の常緑高木。黄色~黄白色の明るい色あいで、木目も細かく、見た目がきれいです。材質は軟らかく打ち味は比較的良いですが、音の響きは控えめで、耐久性はやや劣ります。

桂(かつら)

カツラ科の落葉高木で、本場は北海道産。古くから盤材として使われています。打ち味は硬めですが音の響きは悪くありません。茶褐色の強い色合いは、年数が経つと暗くなってきます。

新榧(しんかや)

新榧と呼ばれていますが、本榧とは別物の北米から輸入されるスプルース材です。大木で基本的に柾目の木取りですが、色あいは白っぽく(仕上げは色付き)、使用寿命は短いといわれています。

3. 碁盤・将棋盤の個性や品質

木取りと天面の木目

原木から盤材を切り出すことを木取りといいます。木取りは高級な順に、天面の木目が柾目となる「四方柾」「天地柾」「天柾」、柾目と板目の中間の「追柾」、板目となる「木裏」「木表」があります。

丸太の部位による木取りの名称

柾目

柾目の木目

天面にあらわれた年輪が平行に並んだ木目を柾目と言います。板目よりも高価ですが、反りや狂いが生じにくいです。上の図のように、柾目の材料は木材の半径からしか取れないため、高樹齢の大きな木でないと製作できない大変価値ある木取りです。

板目

板目の木目

板目は天面にあらわれた年輪が山型やタケノコ型の木目です。柾目に比べると反りや狂いが生じやすい場合がありますが、安価で実用的。十分に自然乾燥させ、反りなどの変形が生じたあとで切り出すことで、そうした狂いを最小限に抑えていくことができます。

見た目の美しさ

見た目の美しさは、碁盤・将棋盤の評価に大きく関わってきます。特に盤の顔となる天面の色あいや木目の美しさ、質感や雰囲気は重要です。色ムラのない均一な色あいで、すっきりとした柾目が通ったものは盤面が見やすく実用的です。また、柾目のなかでも真っ直ぐでほどよく緻密な木目が等間隔で通ったものが最良とされています。

ただし、色あいや木目など天面の雰囲気は人それぞれ好みがあります。色あいは日向榧によく見られるような油分による赤みの強いものを好む方もいらっしゃいますし、木目は大きくうねった荒々しいものや板目などの印象の強いものを好む方もいらっしゃいます。

欠点の有無

欠点はできるだけ避けて製作しますが、ご使用に問題のない軽微なものであれば残す場合もあり、その分価格はお安くなります。盤の欠点には、フシ、入り皮、割れ、キズ、シミ、シラタなどがあります。

割れ シミ シラタ

まとめ

以上のように、碁盤・将棋盤選びのポイントや基礎知識をご紹介いたしましたが、ご購入時にはやはり価格が気になるところです。安いものは数千円から、観賞用の超高級な足付盤になると数百万円するものもあります。

どのようなレベルのものを選ぶかは、盤にどのようなことを求めるかにもよりますが、囲碁・将棋を長く続けたい、もっと楽しみたいという方は、本榧の盤を選んでおくと間違いないと思います。よい道具は上達へのモチベーションにもつながります。

ほかの木と比べると高価ではありますが、本榧は耐久性に非常に優れ、ツヤを失わず、年数を重ねるにつれ「味」がでて深みを増していく一生モノです。また、価格は同じ本榧でも木取りや見た目の美しさ、木の産地などにより違ってきます。いろいろな盤をご覧になって、自分好みの一面をぜひ手に入れてください。

本榧碁盤・将棋盤はこちら

当店は、日本最大級の本榧材所有数を誇る、本榧専門の碁盤・将棋盤店です。希少な本榧で製作した碁盤・将棋盤を多数取り揃えておりますので、ぜひご覧ください。

囲碁用品をお探しのお客さまはこちら

将棋用品をお探しのお客さまはこちら

囲碁・将棋用品のお手入れ方法

棋具全般に共通するお手入れとご注意

基本的なお手入れ方法

対局の前に手を洗い、きれいな手で使用するのが棋具を良好な状態に保つ秘訣です。
使用後は木綿などの毛羽の付かない柔らかい布でやさしくカラ拭きし、日ごろからホコリや汚れを残さないことが好ましいです。

保管方法

直射日光の当たる場所、ストーブや冷暖房器具の近く、風の吹き抜ける場所など、温度や湿度の変化が激しい場所では割れや反り、日焼けなどが起こりやすいため、それらの場所を避けて保管してください。

ご注意ください

天然木の棋具を水で濡らした布で拭くのは厳禁です。水気が付いた時はすぐに拭き取ってください。
湿気の多い場所での保管はカビやシミの原因となりますので避けてください。普段湿気の多くない場所でも、梅雨時や湿気の多い時にしまいこんでおくと湿気が付着することがありますので、時々カラ拭きをして表面の湿気を拭き取ってください。

本榧碁盤・将棋盤のお手入れ

基本的なお手入れ方法

当店の本榧碁盤・将棋盤は蝋仕上げのため、日ごろのお手入れは柔らかい布でやさしくカラ拭きしていただくだけで十分です。蝋が取れるほど強くこすらないようにご注意ください。
長期間保管していると盤の表面に蝋の白い粉が浮き出てくることがありますが、その場合もカラ拭きしてください。

カラ拭きでも落ちない汚れ、ツヤがなくなってきた時のお手入れ

カラ拭きで落ちない汚れは、榧オイルなどの純粋な植物油をごく少量吹き付けた布で拭き取ってください。またツヤがなくなってきた場合も榧オイルをひと吹きした布で盤面を拭くとツヤがよみがえります。どちらの場合も榧オイルの付けすぎに注意し、カラ拭きで油分をきれいに拭き取ってください。

保管方法

保管時のホコリや汚れから守るため、桐覆いや献上箱をかぶせて大切に保管することをおすすめします。桐覆いや献上箱は湿気を調整し、割れや反りから守る効果もあります。

碁石・碁笥のお手入れ

本蛤碁石(白石)のお手入れ

使用後は布で1つずつカラ拭きし、日ごろからお手入れすることが好ましいです。
汚れが気になる場合は水に少量の中性洗剤を入れて洗い、水で流したあと、ザルなどに入れて風通しのよい場所で乾燥させてください。よく乾いたら一つずつカラ拭きしてください。

那智黒石(黒石)のお手入れ

ご購入時、那智黒石には表面の乾燥防止のためツヤ出し油が多めについていますので、油分を軽く拭き取ってからご使用ください。油は乾燥し白っぽくなっている場合もあります。
ツヤがなくなってきたら、植物油をひと吹きした布で拭くとツヤがよみがえります。ただし付けすぎにはご注意ください。

碁笥のお手入れ

日ごろのお手入れは柔らかい布でカラ拭きしていただくだけで十分です。

将棋駒・駒箱・駒台のお手入れ

将棋駒のお手入れ

将棋駒(特にツゲ)を最初にお使いになる前に、榧オイルをひと吹きした布で磨いておくと駒に汚れがつきにくくなります。余分な油分は乾いた布できれいに拭き取ってください。その後も半年に一度くらいの頻度で同様に磨いてあげてください。
ただし彫埋駒・盛上駒は、基本的に油を付けないようにしてください。
使用後は布で1つずつやさしくカラ拭きし、日ごろからお手入れすることが好ましいです。

駒箱・駒台のお手入れ

日ごろのお手入れは柔らかい布でカラ拭きしていただくだけで十分です。

碁盤・将棋盤の各部名称

碁盤・将棋盤の面の名称

碁盤・将棋盤ともに各面を下記のように呼びます。木口は対局の際に正面となる面で年輪が見えます。横の面は木端と言いますが、当店ではわかりやすいように側面と表記しております。

碁盤

碁盤の裏面

碁盤の盤面の名称

正式な碁盤は、縦横19本ずつの線が引かれた19路盤というもので、交点は361点です。盤面には「星(ほし)」と呼ぶ9つの黒点があり、中央の星のことを「天元(てんげん)」といいます。また盤面の場所には呼び名があり、角周辺のことを「隅」、端周辺のことを「辺」、真ん中周辺のことを「中央」と呼びます。

碁盤の盤面

碁盤・将棋盤 用語集

碁盤、将棋盤の説明の際によく用いられる用語をまとめました。

あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【は行】 【ま行

あ行

板目(いため)
木目が平行に通らず、山形や不規則な波形をしているもの。

入り皮(いりかわ)
樹木の内部に樹皮が巻き込まれた部分。

追柾(おいまさ)
基本的には柾目の木取りですが、盤の端に板目が現れた木目。

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か行

木味(きあじ)
色あい、木目、表面の質感など、木材が総合的に醸し出す味わい。

木裏(きうら)
原木から切り出した木材の、木の中心に近い方の面。この面が天面になる碁盤・将棋盤を木裏といいます。

木表(きおもて)
原木から切り出した木材の、樹皮に近い方の面。この面が天面になる碁盤・将棋盤を木表といいます。

木取り(きどり)
原木からの材料の切り出し方。碁盤・将棋盤の木目は、柾目(天地柾、天柾)と板目(木裏、木表)があり、高級な順から天地柾、天柾、木裏、木表となります。

木肌(きはだ)
木材の表面の質感。

木口(こぐち)
木材を切断した時の断面で、年輪が見える切り口。対局の際、正面となる面。

木端(こば)
木材を切断した時の断面で、年輪が見えないほうの切り口。対局の際、側面となる面。

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さ行

白太(しらた)
木材の樹皮に近い部分で心材より白っぽいところ。心材に比べて柔らかい。

心材(しんざい)
木材の内部の色が濃い部分で、耐久性が高い。

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た行

太刀盛り(たちもり)
碁盤・将棋盤の目盛りのつけ方のひとつ。日本刀の刃に漆を付け、熟練の技で斬るようにして漆を盛りつけます。

天元(てんげん)
碁盤の中心点を天元といいます。

天地柾(てんちまさ)
芯を横に位置するよう木取りし、天面の柾目が裏面まで通ったものを天地柾といいます。よほどの大木でないと製作できないため大変価値のある木取りです。乾燥による狂いが少なく、最高級とされています。

天柾(てんまさ)
芯を角に位置するよう木取りし、天面が柾目となるものを天柾といいます。天地柾に次いで高級品とされ、同様によほどの大木でないと製作できないため大変価値のある木取りです。

共木(ともぎ)
同じ丸太から取った材料。

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は行

ヘソ
足付碁盤・将棋盤の裏側中央部のへこみ。乾燥による歪みや割れの防止と、音の響きを良くする効果があります。

辺材(へんざい)
木材の樹皮に近い部分で心材より白っぽいところ。心材に比べて柔らかい。

星(ほし)
碁盤・将棋盤の天面にある黒点のこと。

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ま行

柾目(まさめ)
平行に伸びた木目が美しい理想的な木取り。

目盛り(めもり)
碁盤・将棋盤のマス目のこと。

杢(もく)
根に近い部分や不規則な生成をした樹木に現れる、複雑で面白い味のある木目。特に装飾価値が高い。

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本榧碁盤 ~名盤鑑賞~

白眉の盤

白眉の盤

名誉本因坊高川秀格署名盤

壬子(みづのえね)昭和47年(1972年)

白眉(はくび)とは「蜀書(馬良伝)」より、蜀の馬良が、五人の兄弟の中で最も優秀で、その眉に白毛があったことから兄弟中で最も優れている者。また、衆人の中で最も傑出した者、同類中で特に優れているものことです。

三省堂「大辞林 第二版」より

裏面のサイン
天面 碁盤詳細:
日本産本榧5寸8分天地柾碁盤

寸法:46.2×43.2×17.4cm
重量:16.9kg
産地:四国
木取り:天地柾、柾目250本以上

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